
春も段々近づいてきた3月9日にクラシックホテルズのひとつ「日光金谷ホテル」へ行ってきました。
東京から電車に乗ること約2時間。仕事で行くのに駅弁を食べているうちにすっかり旅行気分。駅に着くとやはり標高が高いせいかひやっと寒い。でも空気は…うーんおいしい!

タクシーに乗ったらあっという間にホテル到着。出迎えてくれた木造の回転扉はなんともいえない味を出していました。これから宝探しに行くような、探検しにいくような、他のホテルでは味わえないワクワク、ドキドキ感。赤い絨毯、レトロなインテリア、床を歩けばウグイス張りならぬ歴史の音がキュキュと響いてきます。まるで子供のようにきょろきょろ落ち着き無く見てまわる私でした。

通されたのは“ナンバー1”のお部屋。ホテルによると、設立した順番に客室番号をつけていくそうです。ということは…一番古い部屋。部屋の中に入るとクラシックなお部屋にテレビとエアコンがポツーンと気まずそうに置かれていました。このホテルに近代化の産物は似合いません。部屋では今でもスチーム暖房を使っており、フワっとした暖かさが身体を包んでくれました。スチーム暖房の上にはお湯が入っている箱が設置されていて、暖房兼、加湿器が一台で済むようになっていました。昔の人は頭がいいですね。シンプルにも関わらず、機能的、経済的です。

館内探検をしていて驚いたのが、古い物を大切に使用しているところ。明治時代に使用していた電気スタンドなんかを、今でもちゃんとスタンドとして使っています。もう二度と作れない物を普通だったらガラスケースなどに入れて保存なりするんでしょうが、このホテルでは違います。近くによって見たり、触れたりできます。同じ光を一世紀前の人も見ていたんだなーとか思ったりしてちょっと感慨深くなってしまいました。展示室「金谷の部屋」も非常に興味深い部屋でした。金谷ホテルの歴史から、昔ホテルで使用していた電話、電熱器、昔のシェフのレシピまで様々なものが所狭しと置かれていて、そのほとんどが実際手に取って見ることができました。あまり歴史に興味のなかった私でさえもすっかり魅了されてしまいました。

本当にこのホテルはストーリーがたくさんあって、この中では全部書くことができませんが、とっても楽しい1日でした。スタッフの方々もみなさんアットホームで私もかしこまらなくて済み、リラックスできました。非日常感を味わいたいと言ってホテルに宿泊する人はたくさんいますが、日光金谷ホテルは非日常感なんか通り越して、まさしく明治時代へタイムスリップさせてくれるはずです。
日光金谷ホテル
栃木県日光市上鉢石町1300番地
TEL:0288-54-0001
http://www.kanayahotel.co.jp/nkh/